初心者のためのgdbフロントエンド

gdbわかんねえよヽ(`Д´)ノ ウワーン、という話をしたらid:firewoodさんからinsightとDDDというフロントエンドを紹介してもらった。


両方簡単に使ってみた印象では、insightに軍配が上がる。というか、DDDはソースのマルチバイト文字を表示できないので、正直なところまったく使う気が起きなかった。
それ以外にどんな感じかは、1〜2時間程度いじってみた範囲で、最大限魅力的に写るようにした結果のスクリーンショットを見てもらえれば、大体わかると思う。

insight

Insight is a graphical user interface to GDB, the GNU Debugger


ステップ実行時に実行行や変更されたレジスタがハイライトされたり、仮想メモリが表示できたりといった当然のような機能がちゃんと備わっている。アセンブルコードをIntel構文で表示できるのがちょっと面白い。

DDD(data display debugger)

GNU DDD is a graphical front-end for command-line debuggers such as GDB, DBX, WDB, Ladebug, JDB, XDB, the Perl debugger, the bash debugger bashdb, the GNU Make debugger remake, or the Python debugger pydb.


insightと比較して全体に貧弱。makeボタンとかあるので統合開発環境のように使われるのかもしれないけど、デバッガとしてはしょぼい。


といってもkgdbとか使おうとしたら、この辺のフロントエンドは使えない予感! そうなると結局先祖返りせざるを得なくなるという(笑)


余談:IDE

途中、KDevelopとMonoDevelopもインストールした。どちらもIDEで、Windowsプログラマにやさしい艶やかなGUIが実装されているのだけど、既存のバイナリファイルをデバッグする用途には使えそうになかった。ひどいことに、MonoDevelopにいたってはUbuntu9.04ではデバッグブレークが使えないという事らしい(参考)(MonoでC#を勉強したいという思惑もあったのだが)。


まぁIDE使ったら「Linuxのターミナルでコード書く俺SUGEEE」できない事もあるので、とりあえず、こいつらは無視しておく。